データ分析スタートアップのDatabricksは、水曜日に約10億ドルでクラウドベースのデータベースソフトウェアプロバイダーであるNeonを買収することを発表しました。この買収は、2023年に人工知能モデルのトレーニングを行うスタートアップMosaicMLを13億ドルで買収したのに続く、大規模な取引の一環となります。
Neonは18,000以上の顧客を擁しており、顧客にはOpenAI、Adobe、Boston Consulting Group、Replit、Vercelなどが含まれます。Neonはオープンソースであり、主要なクラウドプロバイダーであるAmazon Web ServicesのAurora Postgresデータベースサービスの代替として位置づけられ、多くの開発者が集まっています。オープンソースのPostgreSQLデータベースは1980年代に誕生しました。最近では、LovableやFigmaのFigma Makeなどの「バイブコーディング」ツールで人気のあるSupabaseもPostgreSQLに基づいています。
クラウドプロバイダーのGoogleやMicrosoftも、それぞれPostgreSQLデータベースを運用するためのオプションを提供しています。Databricksはデータのクリーンアップ、クエリの実行、AIモデルの運用を支援するソフトウェアを販売しています。
Neonの共同創設者兼CEOであるNikita Shamgunovは、MetaおよびMicrosoftでのエンジニアの経験があり、Metaを離れた後、データベーススタートアップSingleStore(以前はMemSQLとして知られていました)を運営していました。Neonは、各顧客が月ごとに使用するコンピューティングおよびストレージ量に基づいて料金を請求し、そのソフトウェアはAmazonおよびMicrosoftのクラウドで運用可能です。
Neonは2021年に設立され、現在130人以上の従業員を雇用している分散型企業です。San Franciscoに本社を置くDatabricksは2013年に設立され、2022年12月には10億ドルの資金調達において620億ドルの評価額を得ました。この資金の一部は買収に充てられる予定です。



