EUと米国の貿易協定の枠組みは、30%の関税脅威がある前に「近い状態」にあったと、ポーランドの経済開発・技術省のミハル・バラノフスキー次官が報告しました。バラノフスキー氏は、EUとドナルド・トランプ政権との貿易交渉についての見解を示し、週末にトランプ大統領がEUに対して8月からEU商品に30%の関税を課す旨の手紙を送った後の状況を説明しました。
「全体的に見ると、私たちはこの手紙を受け取る前に近い状況にありました。交渉はジェットコースターのようで、確かに近づいていると言えますが、実際に文書化できるまでその場にいることが重要です。」とバラノフスキー氏は語っています。
また、本日はデンマークのDanske Bank、スウェーデンのSaab、スウェーデンのSkanskaおよび英国のBurberryなど、地域の企業が投資家に対して財務情報を発表する活気ある一日となる見込みです。さらに、ドイツは6月の生産者物価指数のデータを発表し、イタリアでは建設業の生産額が公表され、スペインは最新の貿易収支データを発表予定です。
グローバルに見ると、米国経済への楽観的な見方が好感され、取引が活発に行われております。米国のウォール街では、S&P 500 indexが史上最高値で取引を終え、ナスダック総合指数も記録的な高値を更新しました。また、Netflix、PepsiCo、United Airlinesからの予想を上回る業績が、米国の株式指数をさらに押し上げました。
アジア太平洋地域では、オーストラリアの株式市場が失業率の上昇により利下げの期待が高まり、過去最高の水準に達しました。日本からは減速するインフレ率に対する反応も見られます。欧州では、EUと米国間の貿易緊張の動向に引き続き注目が集まっています。
ロンドンからおはようございます。欧州株は金曜日の取引開始に向けて上昇する見込みです。Euro Stoxx 50に関連する先物は0.35%上昇し、ドイツのDAX指数に関連する先物は約0.45%上昇、ロンドンのFTSE 100に関連する先物は0.3%の上昇を見せています。



