IMAXのCEO、Rich Gelfond氏は、同社が1.2億ドルの興行収入を見込んでいることを発表しました。この数字は、IMAXにとって過去最高の興行収入となる可能性が高いとしています。IMAXは、高解像度カメラ、フィルムフォーマット、プロジェクター、シアターを専門とする企業です。
Gelfond氏は「今年は非常に強い年になると思います」と述べ、今後10ヶ月間に予定されているいくつかの大作映画の影響を挙げました。「ミッション:インポッシブル」や実写版の「ドラゴン・トレーニング」、「ジュラシック・パーク」の新作、続編の「ズートピア」及び第3弾の「アバター」などがリリース予定です。
一方、2024年のハリウッドの製作問題により、劇場公開される映画が少なくなり、チケット販売数が減少しました。2024年の興行収入は、2023年から3.4%減少して87.4億ドルに留まっています。しかし、2025年の映画スケジュールはより充実しており、多くのタイトルと大規模なフランチャイズ映画が登場する予測です。
IMAXの高い興行収入目標を支えているのは、中国の映画「Ne Zha 2」で、これはすでに全世界で16億ドルの興行収入を上げています。この作品は、単一国で10億ドルを超えた初めての映画です。Gelfond氏によると、IMAXはこの映画の総興行収入の1.35億ドルを占めています。
「今年の最初の6週間で中国での興行収入は、昨年の1年間よりも多くなっています」と彼は加えました。また「Ne Zha 2」は、1日あたり約1億ドルの収入を上げており、IMAXはその興行収入の約13%を占めているとのことです。

