2024年1月4日に撮影されたPerplexity AIのロゴのイラストが注目を集めています。Perplexity AIは人気のある人工知能検索エンジンを開発しており、現在、初期段階のAIスタートアップを対象とした5000万ドルのベンチャーファンドの設立に近づいていることが明らかになりました。
同社はファンドの主な投資家となる一方で、大部分の資本は外部のリミテッドパートナーからのものであると情報筋が述べています。このファンドの一般パートナーは、f7 Venturesという初期段階のファンドを運営しているKelly GraziadeiとJoanna Lee Shevelenkoの二人です。10月に提出されたSECへの申請書によると、Perplexity F7 Fund Iは5000万ドルの調達を目指しています。
Perplexityは、2022年末にOpenAIのChatGPTのローンチと共に始まった生成AIのブームの中心に位置しており、最近の報道によれば、同社は90億ドルの評価額で5億ドルの資金調達の最終段階にあることが示されています。また、Perplexityは、情報検索においてGoogleに対する競争相手としても注目されています。
先月、PerplexityはTikTokの米国における合併提案も行い、同ソーシャルメディアプラットフォームが米国での潜在的な閉鎖に直面している中での戦略を展開しています。
同社は、80,000人の開発者がネットワークに参加していることから、スタートアップに対する投資の優位性を見込んでおり、その結果、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)の使用状況やその活発さを把握することができるという特徴があります。
加えて、Perplexityの創業者や投資者もこのファンドに出資しており、一部の出資は株式によるものとされています。
今後の動きが期待されるPerplexityの進展と、その影響が業界に及ぼす可能性に注目が集まっています。



