オーストラリア経済は、2023年第4四半期に前年同期比1.3%の成長を記録し、2023年9月以来初めて成長が加速しました。この成長率は、ロイターが実施した調査によると、予想の1.2%を上回るものでした。
同国の統計局は、この成長が「緩やか」ではあるものの広範囲にわたっていると述べ、公共および民間の支出が成長に寄与し、輸出の増加がサポートしたと説明しました。
四半期ごとの比較では、GDPは前期比0.6%増となり、ロイターの調査では0.5%の増加が予想されていたため、期待を上回る結果となりました。これは2022年第3四半期以来の最も早い成長を示しています。
このデータは、先月オーストラリア中央銀行が金利を4年以上ぶりに引き下げた後に発表されました。経済の鈍化とインフレの緩和を背景にした決定でした。
オーストラリアのS&P/ASX 200株価指数は、データ発表後に0.88%下落し、オーストラリアドルは対米ドルで0.6256に弱含みました。今後の動向についても引き続き注視していく必要があります。