ホークス移籍のクミンガが本拠地での初戦で27得点を記録し、ウィザーズ戦の大勝に貢献した。
ジョナサン・クミンガは、ゴールデンステイト・ウォリアーズからアトランタ・ホークスへのトレード後、初のコートに立った。ベンチ出場からの24分間で14本中11本のシュートを沈め(成功率78.6%)、今季自己最多となる27得点をマーク。さらに7リバウンド、4アシスト、2スティールを記録し、プラスマイナスでもチームトップの数値を叩き出した。試合はホークスが最大38点差をつける圧倒的な展開となり、119-98でワシントン・ウィザーズを下した 。
本来注目を集めるはずだった主力フォワードのジェイレン・ジョンソンは、左股関節屈筋を痛め、わずか6分(5得点、3リバウンド)で負傷退場した。しかし、ホークスはリズムを崩すことなく、代わってクミンガがオフェンスを牽引した。第1クォーターから4本中3本のシュートを決め、ターンアラウンドや速攻から果敢にリングへアタック。前半終了時点で60-43とホークスが主導権を完全に握った。
試合を決定づけたのは第3クォーターである。クミンガはこの12分間で鋭いドライブやアウトサイドシュートなど5本のシュートを全て成功させ、一人で18得点を荒稼ぎした。ホークスはこのクォーターを36-24と圧倒し、リードを一時36点にまで広げた。特筆すべきは、攻撃のボール保持率が上昇する中でもターンオーバーを試合を通じてわずか1回に抑えた点だ。彼の冷静な状況判断と成熟したプレーぶりが光り、最終クォーターは主力を休ませる余裕の展開となった。
戦術と身体操作の観点からも、彼のプレースタイルは極めて洗練されていた。全得点の6割以上をペイントエリア内で記録し、トランジションでは重心の低いしなやかな加速を見せた。ウィークサイドのスペースを的確に突くフロアバランスの認識力や、オフェンシブリバウンドへの執念も際立っている。また、ドライブからのキックアウトパスはタイミングと角度が計算されており、単なるスコアラーの枠を超えたプレーメイキングの成熟度を示していた。
一方、敗れたウィザーズはチーム全体のシュート成功率が40%を下回り、外からの得点力不足を露呈した。ルーキーのウィル・ライリーがチーム最多の18得点、カイショーン・ジョージが11得点を挙げたものの、オフェンスの停滞は否めない 。以前のトレードでトレイ・ヤングとアンソニー・デイビスを獲得したものの、両者ともに負傷欠場中である 。かつての本拠地に私服姿で凱旋したヤングはファンに手を振って応えたが、主力を欠くチームは16勝41敗と低迷し、プレーオフ進出は絶望的な状況だ。
2021年のドラフトでウォリアーズに入団したクミンガは、近年は戦術変更の影響で出場機会が不安定となっていた 。トレード期限前にバディ・ヒールドと共に移籍し、新天地での起用法が注目されていたが、このデビュー戦で自らの価値を完璧に証明した 。ジョンソンの負傷というアクシデントの中でも攻守のバランスを保てたことは、チームの選手層の厚さを示している。今後も彼が安定して20得点前後、7〜8リバウンドを記録できれば、ホークスのウイング陣はリーグ屈指の脅威となるだろう(なお、国内のNBA中継はNBA Rakutenなどで配信されている)。果たして彼らは、この勢いのまま東カンファレンスの勢力図を塗り替えることができるのだろうか?
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