クロノマットはブライトリングの象徴的モデルであり、1980年代に航空演技隊向けに生まれた計時腕時計である。

ブライトリングは2026年、クロノマットシリーズを大幅に更新した。伝統的な意匠を残しつつ、比率と線を見直した22型の新作を投入する。
誕生当初のクロノマットは、20Gに耐える堅牢性と機械式クロノグラフとしての存在感で知られた。1984年の100周年記念モデルとして正式に発売され、当時の石英全盛を覆す存在となった。

デザインの変更点と外観
新しいクロノマットは錶殻とブレスレットの接続部を見直した。従来のラグ形状を隠し、一体化した輪郭を採用し、Rouleaux(ルーロー)ブレスレットとのつながりを滑らかにしている。
外観はより酒樽形(トノー)に近づき、視覚的に引き締まった印象となった。ライダータブ付きベゼルやルーローブレスは継承しつつ、線は全体に柔らかく整えられている。

サイズと装着感の見直し
今回のラインナップにはChronomat B01 42を含むフラッグシップモデルと、初の40mmサイズとなるChronomat Automatic B31 40、36mmのジュエリー寄りモデルがある。
厚さも全体に薄くなった。B01 42は15.1mmから13.77mmへ、Automatic 36は10.01mmから9.68mmへと削減している。40mm三針のB31はケース厚10.99mmと、日常使いに適した薄さである。

ムーブメントと仕様
Chronomat B01 42はブライトリング自社製Caliber 01を搭載し、約70時間のパワーリザーブを確保する。計時系は簡素化され、1/100秒目盛りを排して視認性を高めた。
Chronomat Automatic B31 40はブライトリング自製のB31自動巻きで、COSC認証および78時間のパワーリザーブを備える。精鋼モデルは青・緑・白ダイアル、氷青色はプラチナベゼルの組み合わせも用意される。
Automatic 36はCaliber 10搭載で42時間パワーリザーブ、100メートル防水を確保している。真珠母貝ダイアルやラボグロウンダイヤモンドを配したデザインも展開する。

ブレスレットと実用性
ルーローブレスレットには新しい特許マイクロアジャスターを搭載したモデルがある。隠し蝶番の両側からリンクを延長でき、装着中でも素早く微調整が可能だ。
日常の温度変化や気圧差での手首の膨張収縮に対応する実用的な機構を備えている点は注目に値する。

価格と展開
価格は以下のとおりである。Chronomat B01 42の精鋼モデルは9,900米ドル(約148万5,000円)から、Chronomat Automatic B31 40は7,200米ドル(約108万円)から、Chronomat Automatic 36の精鋼モデルは5,950米ドル(約89万2,500円)からとなる。
日本での発売時期や正確な日本価格は未発表である。国内導入が確定した際には、為替や税の影響を反映した価格が別途案内される見込みだ。
新生クロノマットは従来のアイデンティティを保ちながら、現代の装着感を重視した設計を採用している。サイズバリエーションの拡充により、幅広い手首サイズに対応する狙いが明確だ。

