イングランド代表がトーマス・トゥヘル監督のワールドカップ招集メンバーで波紋を呼んでいる。

トーマス・トゥヘル監督(Thomas Tuchel)は今回の招集でフィル・フォーデン、コール・パーマー、トレント・アレクサンダー=アーノルドらを外した。ファンの間では驚きと不満が広がっている。
代わりに選ばれたのは、サウジへ移籍したイヴァン・トニー、アーセナルの控えウイング、ノニ・マデューケ、怪我から復帰間もないアンソニー・ゴードンらである。若手としてはニコ・オライリー(マンチェスター・シティ)、ジェド・スペンス(トッテナム)、ジャレル・クワンサ(リヴァプール)などが名を連ねた。
イングランド代表のメンバー選考を巡る論点
トゥヘル監督は選考基準を記者会見で説明した。監督は「最初から最強のチームを作ることを明確にしている。必ずしも26人すべてに最高のタレントを選ぶわけではない」と述べた。
監督はチームのバランスと団結を重視する方針だと強調した。だが、ベテランや常連メンバーを落とす判断は、サポーターにとって実験的に映る。

攻撃陣の構成と得点力の懸念
招集メンバーでは、マーカス・ラッシュフォードとハリー・ケインの2トップに期待が寄せられる。ラッシュフォードは復調の兆しが見られ、反応は良好だ。
ただし、決定力の不安は残る。フォーデンやパーマーといった得点源を外した代償が、大会でどう出るかは未知数である。
グループLの見通しと日程
イングランド代表はグループLに入った。初戦は香港時間6月18日木曜午前4時に行われる。相手はガーナとパナマだ。日本時間では同日午前5時に相当する。
通常の力を発揮できれば、グループ突破は有力である。だが、万が一グループ2位で通過すると、16強でポルトガルと当たる可能性が高い。その場合、厳しい対戦が予想される。
大会まで時間は限られている。イングランド代表は構築したいチーム像を明確にしているが、結果でそれが正当化されるかどうかが問われる。

