Apple 値上げが6月25日に実施され、AppleはMacとiPadのほぼ全ラインで価格改定を行った。香港公式サイトでの発表は予告なく即時適用され、多くの人気モデルで価格が二桁%上昇した。
Apple 値上げの背景:記憶体コストの急騰
BBCの報道によると、Appleは公式声明でAI向けデータセンター建設による世界的なメモリおよびストレージチップの需要急増を理由に挙げた。供給は逼迫し、部品価格の上昇は前例がない水準だと説明している。
また、ティム・クック最高経営責任者が今月中旬にウォール・ストリート・ジャーナルの取材で「値上げは避けられない」と述べており、市場は今回の実施時期の早さに驚いた。
香港向け主なモデルの旧新価格(日本円換算)
以下は香港版の主要モデルについて、日本円へ換算した旧価格と新価格の比較である。換算レートは1香港ドル=20.6309円を使用した。
| 型番 | 旧価格(日本円 / 元価格) | 新価格(日本円 / 元価格) | 加幅 |
|---|---|---|---|
| MacBook Neo 256GB | 約99,000円(HK$4,799) | 約113,000円(HK$5,499) | +14.6% |
| MacBook Air 13インチ M5 | 約186,000円(HK$8,999) | 約217,000円(HK$10,499) | +16.7% |
| MacBook Air 15インチ M5 | 約206,000円(HK$9,999) | 約248,000円(HK$11,999) | +20% |
| MacBook Pro 14インチ M5 | 約278,000円(HK$13,499) | 約330,000円(HK$15,999) | +18.5% |
| iPad Air 11インチ M4 128GB | 約94,900円(HK$4,599) | 約123,800円(HK$5,999) | +30.4% |
| iPad mini 第7世代 128GB | 約78,400円(HK$3,799) | 約94,900円(HK$4,599) | +21.1% |
| Mac mini M4 | 約94,900円(HK$4,599) | 約134,100円(HK$6,499) | +41.3% |
とりわけMac mini M4の+41.3%は目を引く上昇幅であり、iPad Air 11インチは新価格でHK$5,999を突破した。換算は概算である。
米英など主要市場でも同日改定
米国ではMacBook Air 13インチがUS$1,099からUS$1,299に、Mac Studio(M4 Max)はUS$1,999からUS$2,499へと値上げされた。米ドルの換算は1米ドル=161.7352円を使用した。
具体的には、MacBook Air 13インチは約177,700円(US$1,099)から約210,100円(US$1,299)へ上昇した。Mac Studioは約323,300円(US$1,999)から約404,200円(US$2,499)へ上がっている。英国市場でもMacBook Neoが£599から£699へと改定されたと報告されている(出典:MacRumors)。
また、MacRumorsはAppleの公式翻新品(Refurbished)価格も同時に引き上げられたと伝え、二次流通や官製リファービッシュでの節約余地が狭まったと指摘している。
iPhoneは今回の改定対象外
今回のApple 値上げはiPhone、Apple Watch、AirPodsには及んでいない。だが、iPhone 18シリーズの発表を控え、次回以降の改定でiPhoneも対象になるとの見方が市場にはある。
購入時の節約策と注意点
価格改定後でも以下の方法で実質負担を下げる余地がある。
- 教育割引:学生・教職員向けの教育ストア割引は継続している。Apple公式や認定販売店で約9〜9.5割の割引が適用される場合がある。
- Back to School(BTS):例年7月前後に行われるBTSキャンペーンは、教育割引と併用でAirPodsやギフトカードが付くことが多い。
- クレジットカード還元:一部カードは2〜5%のキャッシュバックやポイント付与がある。事前に還元条件を確認すること。
- 下取り(Trade-in):公式や一部販売店の下取りで現金相当の値引きが受けられる。端末の状態により抵抗幅は変わる。
条件を満たす場合、教育割引とBTSを重ねると実質負担を大幅に抑えられ、実質的な値上げ幅を5%以内に圧縮できるケースもあるという。
一般消費者は買い時の判断を急ぐべきだ。今回の改定後、次に値上げされる可能性が高いのはiPhoneであり、検討中の人は早めの決断を勧める。



