LS LUXEはKEFが発表した新しいワイヤレスHi-Fiシステムであり、デザイナーのロス・ラブグローブが外観設計を担当した。総合出力760Wのハードウェアを備え、2026年8月13日に発売される。価格は約72万4,000円(元の価格HK$35,880)である。

外観は丸みを帯びた流線型のキャビネットを採用している。素材と解耦(デカップリング)構造により、箱体振動と音の回折を抑える設計である。インテリアの一部として置ける造形性が意図されている。
仕上げはダスクチタン(暮鈦)、ムーンイクリプスブラック(月蝕黒)、ミネラルホワイト(礦物白)の3色を用意している。家庭のインテリアに合わせて選びやすい配色だ。

LS LUXEのドライバーと音場設計
LS LUXEはKEFの第12世代6.5インチUni-Q同軸コアドライバーを採用している。大型化により音のカバー範囲が広がり、リスニングポジションの影響を受けにくい。複数人で映画や音楽を楽しむ際、座る位置によって音質差が小さくなる点が特徴である。
オフアクシスでの均一な音場を重視して設計されており、いわゆる「ベストポジション」に座らなくても均等な音像を得やすい。
高域部にはMetamaterial Absorption Technology(MAT)を搭載している。これはツイーター背面で発生する不要な波を吸収し、歪み低減を図る技術である。
高域の制御と低域表現
MATによりボーカルや楽器のディテールが鮮明に再生される。呼吸音やギターの弦のニュアンスなど、背景の細かな表現がより分かりやすくなる。
低域はKEFの速度制御技術(VECO)と、LS LUXE専用に開発したMusic Integrity Engine(MIE)DSPアルゴリズムで制御する。ポップスやEDM、映画の爆発音でも低音は量感がありつつ、ボーカルや中高域を覆わないバランスを狙っている。

ストリーミング機能と対応フォーマット
LS LUXEはKEFのW2ワイヤレスストリーミングプラットフォームを採用する。Tidal、Qobuz、Amazon Music、Deezerに対応するほか、Spotify Connect、Tidal Connect、QPlay、AirPlay、Google Castにも対応している。
最大24-bit/384kHzの高解像度無損失再生に対応し、多室同時再生のマルチルーム機能も備える。アプリからはRoom EQによる音場補正が可能で、設置環境に合わせた調整ができる。

接続性、出力、アクセサリ
背面にはHDMI eARC、アナログ入力、光デジタル、同軸入力を備え、テレビやさまざまなAV機器と接続できる。KEF Connectアプリでの音場調整に対応する。
各スピーカーには100WのA/B類高域アンプと280WのD類中低域アンプを内蔵し、システム合計出力は760Wとなる。オプションでS-LUXEスタンド、K-Stream接続ケーブル、KW1ワイヤレス・サブウーファーの組み合わせが利用可能である(別売り)。
発売日と価格
KEF LS LUXEの希望小売価格はHK$35,880。日本円換算では約72万4,000円(元の価格HK$35,880)である。発売日は2026年8月13日である。
LS LUXEはオーディオの再現性とインテリア性を両立させたモデルであり、リスニングルームだけでなくリビングルームの装飾要素としての採用も想定されている。

