アメリカン航空のフライト292便は、ニューヨークからインドのニューデリーへ向かっていましたが、安全上の懸念からローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港に緊急着陸しました。この懸念は最終的に「信頼性がない」と確認されました。アメリカン航空によると、フライト292便は到着後に法執行機関による検査を受け、「再出発の許可が出た」とのことです。
今回の安全上の懸念の原因については明かされませんでしたが、ニューデリーへの着陸前に検査が必要だったことが付け加えられました。航空会社は「必要な乗員の休息を確保するため、フライトはローマに一晩滞在し、可能な限り早く明日ニューデリーへ向けて出発する」と述べています。
不測の着陸の直前には2機の戦闘機が空港上空を飛行する様子が目撃され、着陸後には消防車が滑走路に配置されていることも確認されました。
乗客のネラージ・チョプラ氏は、飛行機がニューデリーに到着予定の約3時間前に乗務員から「安全状態の変化」により方向転換が必要だと伝えられたと話しています。彼はミシガン州デトロイトから家族を訪ねるために旅行中でした。初期のアナウンス後は機内は冷静だったものの、その後戦闘機が自機をエスコートするとの発表があった際には不安を感じたと語っています。「何か大きなことが起こっているに違いない」と感じたとし、次の日に新しいフライトがあることも明かしました。チョプラ氏は「ここ24時間は非常に混乱した状況だった」と述べています。
ローマの空港の広報によると、空港は通常通り運営されているとのことです。



