テスラ(Tesla)とスペースX(SpaceX)のCEOであるエロン・マスク(Elon Musk)が、Maryland州Oxon HillのGaylord National Resort Hotel and Convention Centerで開催された保守政治行動大会(CPAC)で発言しました。重要な政府の構造改革に対する注目が集まる中、マスク氏の動向は、アメリカ政府の効率性を追求する新たな局面に焦点を当てています。
トランプ大統領(Donald Trump)の「政府効率局(Department of Government Efficiency)」の管理者として、エイミー・グリーソン(Amy Gleason)が任命されたことが、ホワイトハウスの公式発表により確認されました。グリーソン氏の指名は、マスク氏がこの政府改革ユニットの監視を行っているとの報道があった直後に明らかになりました。
ホワイトハウスの報道官カロリン・レアビット(Karoline Leavitt)は、グリーソン氏の名前を明かすことを繰り返し拒否しており、この不透明な状況が続いています。これは、エロン・マスク氏がDOGEの運営を行っているという情報の真実性に対してさらなる疑念を生じさせています。
現在、DOGEの行動に対して複数の訴訟が提起されており、その中で急激な人員削減や政府契約の廃止、連邦機関の閉鎖試みなどが問題視されています。また、トランプ政権のある補佐官からの宣誓供述書によれば、マスク氏はトランプ氏の上級顧問であって「政府決定を下す実際の権限を持たない」とされています。
トランプ大統領が署名した大統領令では、エグゼクティブオフィス内の既存チームを「米国DOGEサービス(United States DOGE Service)」と改名し、ホワイトハウスの首席補佐官に直接報告する管理者が設置されることが示されています。このDOGEの管理者は、内部組織「米国DOGEサービス一時組織」の責任者でもあるとされています。
DOGEユニットの前任者であるミナ・シアン(Mina Hsiang)が辞任して以来、管理者のポジションは空席のままであり、その後任がいつ任命されたのかについては不明です。最新の情報が待たれます。

