現在後續的価格上昇が予想される中、ターゲット(Target)社のCEO、ブライアン・コーネル(Brian Cornell)は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領のメキシコからの輸入に対する関税が影響を与える可能性があると述べました。トランプ政権が導入したメキシコとカナダからの25%の関税、さらに中国からの輸入品に10%の追加関税が本日発効しました。
コーネルCEOは、ターゲットが冬季にメキシコ産の農産物に大きく依存しているため、今週中に果物や野菜の価格を引き上げざるを得ないかもしれないと話しました。「価格を保護する努力はしますが、消費者は今後数日間で価格上昇を感じることになるでしょう。」とインタビューで述べています。彼によれば、25%の関税が課される場合、イチゴ、アボカド、バナナなどの農産物の価格も高騰する可能性があるとのことです。
最近数ヶ月間、インフレは和らいでいるものの、価格上昇は連邦準備制度(Federal Reserve)が期待しているほどには緩和されていません。食品や住宅の高コストは消費者の予算を圧迫し続けており、トランプ大統領の関税により家庭がさらなる経費上昇にさらされる恐れがあるとされています。大統領とそのアドバイザーは、消費者への影響はないと主張しています。
関税に対する懸念が浮上する中、消費者信頼感は2021年以来の低水準に落ち込んでしまいました。コーネルCEOは、関税に対する「懸念が存在することは事実」だと認め、その影響が消費者にさらなる圧力を加えていることを示唆しました。
ターゲット社は中国からの輸入依存度を60%以上から30%に減少させており、CEOはその影響が同社の店舗での消費者に及ぶことを過度に心配する必要はないとしています。



