米国での政府の効率向上を目指す動きが新たな展開を迎えています。エロン・マスク(Elon Musk)氏が推進する業務評価の取り組みが再び注目を集めており、連邦政府の職員に対して進捗報告を求める二回目のメールが送信されました。この試みは、トランプ政権(Donald Trump)において進められており、連邦政府の膨れ上がった人員を削減する方法とされています。
このメールは、米国人事管理局(U.S. Office of Personnel Management)によって、さまざまな行政機関に送られ、職員に対して先週の業務で達成したことを五つリストアップするよう求めています。マスク氏は、この報告が必須であると強調しつつ、機密事項に従事している職員は「業務が機密である」と簡潔に返答することができるとも述べています。
政府内の反対勢力からの批判もあり、特に民主党議員や労働組合は、こうした広範な人員削減が重要な政府機能やサービスに悪影響を及ぼすと警告しています。先週の試みでは、一部の機関が職員に対して上司への報告を遵守するよう指示するなど、運営に混乱が見られました。
現在のところ、各機関からの指示は異なり、国防総省(Department of Defense)では職員に対してこの業務報告を求めるよう指示が出されていますが、国務省(State Department)では再び控えるようにとの指示がありました。一方、国土安全保障省(Department of Homeland Security)では、「説明責任」をテーマにした内部メールへの応答が求められています。
マスク氏のチームは、既に約10万人の連邦職員が退職金を受け取るか解雇されており、米国の連邦職員は約230万人に上ります。最近では、社会保障局(Social Security Administration)が7,000人の職員を削減すると発表し、数カ所の地域オフィスを閉鎖する計画を明らかにしました。これらの人員削減は、公共サービスの安全を確保するために、一部の機関では重要な人員を再雇用せざるを得ない状況に至っています。
また、税務申告の無料サービス構築などを支えてきた技術的な内部チーム「18F」が「重要ではない」として解散される旨の通知が、米国一般サービス局(GSA)からも発信されています。これらの動きは、エロン・マスク氏及びその率いる政府効率化部門(Department of Government Efficiency)に対する数件の訴訟の背後にもあり、法律的な疑念を巻き起こしています。
マスク氏の役割とDOGEの活動が、連邦政府との関係において何を意味するのかは、今後の展開に大きな影響を与える可能性があります。また、トランプ大統領がこれらの試みに全面的に支持を示していることも留意すべき点です。今後、政府機関の業務がどのように変化していくのか、多くの関心が寄せられています。



