2月は、全体的な雇用増加が予想よりも弱いものの、安定したものとなった中で、ヘルスケア分野が引き続き強い成長を見せたことが報告されました。労働統計局の最新データによれば、ヘルスケアおよび社会支援分野は、63,100の雇用を追加し、このカテゴリーは5か月連続で最大の増加を記録しています。
プライベート教育を含めると、この数値は73,000に達します。ヘルスケア分野のこの強いパフォーマンスについて、ZipRecruiterのジュリア・ポラック氏は、ここ数年このレベルの成長が続いていると指摘しています。彼女は、「パートとしては、パンデミック期間中のものであり、多くの病院が選択的手術のキャンセルにより、利益率がマイナスでした。そのため、通常ならば行なっていたはずの採用が行われず、現在は正常に戻り、かなり迅速に採用が進んでいる」と述べています。
さらに、人口動態の変化も鍵となる要素であり、ポラック氏は「いわゆるPeak 65ゾーンに突入しており、これは過去数年にわたり65歳を迎えるアメリカ人が増加する時期です。」「この成長の一部はキャッチアップ、そして一部は現在進行中の巨大な人口変動によるものです」と続けています。
次に雇用増加が見られたのは、金融活動と建設で、それぞれ21,000件と19,000件の新たなポジションが追加されました。また、政府部門でも11,000件の増加が見られましたが、連邦政府の職は10,000件減少しました。これは、ドナルド・トランプ大統領と「政府効率部門（Department of Government Efficiency）」による支出削減と労働力削減の取り組みの影響です。
ポラック氏は、「今後の報告では雇用増加がかなり小さく、雇用喪失はより大きくなる見込みです」と述べ、10,000件の減少は試用期間中の従業員の一部が解雇されたことを反映している可能性があると補足しました。これはまだ初期段階に過ぎません。
弱点としては、小売業とレジャー・ホスピタリティが2月の雇用喪失が見られた2つのグループであり、小売業は6,300件、レジャー・ホスピタリティは16,000件の雇用が減少しました。
