中国のAIアプリ、DeepSeekの新規ダウンロードが韓国で一時停止されました。これは、DeepSeekが韓国の個人データ保護に関する規則を一部遵守していないことを認めたためです。個人情報保護委員会(PIPC)は、この問題が解決され次第、アプリのサービスが再開されると発表しました。
この措置は土曜日から施行されており、アプリの新規ダウンロードを阻止することを目的としていますが、DeepSeekのウェブサービスは依然として韓国国内で利用可能です。中国のスタートアップは先週、韓国にて法的代理人を任命し、同国のデータ保護法の考慮を一部怠ったと認めています。
また、イタリアのデータ保護機関であるガランテも、DeepSeekがプライバシーポリシーに関する懸念に対応しなかったとして、同国でのチャットボットのブロックを命じていました。DeepSeekからのコメントは、現時点では得られていません。
韓国政府がDeepSeekをブロックする動きについて質問があった際、中国外務省の報道官は、2月6日の記者会見で、中国政府はデータプライバシーとセキュリティを非常に重要視し、法の下でそれを保護していると述べました。また、北京は、企業や個人に対して法律に違反する形でデータを収集または保存するよう求めることは決してないとも付け加えました。



