Amazon(アマゾン)は、来月独立した無料のストリーミングテレビサービスを終了し、Prime Video(プライム・ビデオ)にコンテンツを統合する方針を発表しました。
このサービス、名をFreevee(フリーヴィー)といい、1998年にAmazonが取得した映画・テレビサイトIMDb(アイ・エム・ディー・ビー)の傘下で2019年に開始されました。Freeveeは、広告を支援とする無料の動画コンテンツを提供し、オリジナルシリーズや一部のPrime Videoのコンテンツを、主にアプリを通じて視聴できるようにしていました。
しかし、Freeveeアプリは8月に終了し、その後、ユーザーはAmazonのプライムロイヤリティプログラムへのサブスクリプションなしで、Prime Video上で無料で番組や映画を楽しむことができるようになります。プライムビデオの通知によれば、「Prime VideoはFreeveeのテレビ番組、映画、ライブテレビの新しい専用ホームです」として、サービス統合の意図が示されています。
Amazonは昨年11月に、顧客にとって「シンプルな視聴体験を提供するため」としてFreeveeサービスの縮小の意向を伝えていました。
また、2024年1月にはPrime Videoに広告を導入しており、その後Freeveeサービスを終了する流れとなりました。Prime Videoは月額15ドルのプライムメンバーシップに含まれており、独立したサービスとしては9ドルで利用可能です。ユーザーは、広告をスキップするために追加で月額2ドルを支払うことができます。
このように、Amazonは視聴体験の簡素化に向けた戦略を進めており、今後の展開が注目されています。市場での影響や、これに基づく投資機会について、さらなる分析が求められるでしょう。



