アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の取締役会は、60億ドルの自社株買いを承認したことを発表しました。この発表により、株価は8パーセント上昇しました。今回の権限は、既存の40億ドルの自社株買い承認に加わる形となります。
AMDの共同創業者でありCEOのリサ・スー(Lisa Su)氏は、「拡大した自社株買いプログラムは、ボードのAMDの戦略的方向性、成長見通し、及び一貫して強力なフリーキャッシュフローを生み出す能力に対する自信を反映しています」と述べています。
AMDは、Nvidiaに次ぐ人工知能(AI)チップ企業として、2025年度第1四半期に74.4億ドルの売上高に対して1株あたり96セントの利益を報告しました。また、火曜日にはサウジアラビアにおいて、AI企業「Humain」に向けた100億ドル規模の投資契約を発表しました。リサ・スー氏はこの契約を発表するために今週サウジアラビアを訪れていました。
AMDは、HumainにAIサーバーを構築するために必要な中央プロセッサとともに、AI用のグラフィックスプロセッサを提供する計画です。Humainは、同時にNvidiaのプロセッサも購入する予定です。これらの動きは、AMDがAI市場での競争力を強化する意図を示しています。
今後のAMDの株価動向について注目が集まっています。



