アジア太平洋市場は、強い米国の経済データと企業の予想を上回る決算報告を背景に、オーストラリアの株式市場が記録的な高値を付ける中、東京の株式市場も堅調に推移しています。
日本の主要指数である日経225は、オープン時に0.39%上昇し、同時にトピックスも0.26%上昇しました。また、韓国のコスピは0.21%の上昇を記録し、小型株指数のコスダックも0.28%上昇しています。オーストラリアのS&P/ASX 200指数も0.44%の上昇を示しました。
日本のコアインフレ率は、6月に3.3%に低下し、29ヶ月ぶりの高値である3.7%から引き下がりました。この数値は生鮮食品を除外したもので、ロイターによる予測の3.3%に一致しています。ヘッドラインインフレも3.5%から3.3%に低下し、特に米価の下落が影響を与えました。日本銀行が注視する「コアコアインフレ」は、エネルギーと生鮮食品価格を排除したもので、3.4%に上昇しました。
アジア市場は、引き続き週末に向けて好調なスタートを切っており、日本の主要株価指数は先物市場で40,105を記録し、オサカでの最後の取引は40,060でした。オーストラリアのS&P/ASX 200も先物で8,650と、前日の終値の8,639から上昇しています。
米国の株式市場も堅調で、S&P 500は0.54%上昇し6,297.36ポイント、ダウ工業株30種平均は229.71ポイント(0.52%)上昇して44,484.49ポイントで取引を終えました。ナスダック総合指数も約0.7%上昇し20,885.65で終了しました。
加えて、クリプト規制に関する法案が議会で前進しています。米国下院の共和党内部で数日間の対立がありましたが、最終的にクリプト法案に関する討論のルールが承認されました。この法案にはGENIUS法案やCLARITY法案、中央銀行デジタル通貨を設立できない法案が含まれています。最近のビットコインの価格は歴史的高値を記録しており、投資家の楽観的な見方とETFによる機関投資家の購入が影響を与えています。



