ヘルスケアソフトウェアベンダーであるAthenahealthは、AIによる臨床ノート作成ツールを提供するAbridgeとの提携を発表しました。この取り組みにより、Athenahealthのネットワークに所属する16万人以上の医師へ、最新の技術を活用したソリューションが提供されます。
Athenahealthは、電子健康記録や収益管理ツール、そして患者エンゲージメントツールを開発しており、主に外来診療を行う独立した施設向けのサービスを展開しています。昨年10月には、医師がさまざまなAIを活用したドキュメンテーションツールから選択できる「Ambient Notes」というソリューションを導入しました。Abridgeはこの新たな選択肢として加わります。
Abridgeは、医師が患者との訪問を記録する際にリアルタイムで臨床ノートを生成するAI技術を利用しており、ヘルスケア業界における労働負担やスタッフの燃え尽き症候群を軽減するソリューションとして注目されています。
AthenahealthのCEOであるボブ・セゲルト氏は、「市場は急速に進化し、時間の経過とともに勝者と敗者が出てくるでしょう。異なる医師は、ノートが取られる方法や情報が提供される形にそれぞれ好みがありますので、私たちはその柔軟性を提供したいと思っています」と述べています。
AbridgeのCEOであるシヴ・ラオ博士は、「私たちには差別化を示す責任があります。これまでの数年間、良い結果を出してきました」と語っています。また、彼の会社はMayo Clinic、Duke Health、Johns Hopkins Medicineなど、アメリカ国内の100以上の医療システムに技術を展開しています。
最近、Abridgeは2億5000万ドルの資金調達を完了し、特定の医師や診療所のベストプラクティスに関連する情報を引き出す新しい「コンテキスト推論エンジン」を発表しました。この技術はAthenahealthの医師にも提供される予定です。
現在、AthenahealthのAmbient Notesソリューションは限られた範囲で利用可能ですが、2025年までにさらに多くの医療従事者がアクセスできるよう拡大していく計画です。セゲルト氏は「使用するほど、より良さを実感していただけると思います。今後、この採用曲線は急速に上昇していくでしょう」と期待を寄せています。



