イギリスの競争市場庁(CMA)は、マイクロソフト(Microsoft)とそのパートナーであるOpenAIの提携に関する調査を終了すると発表しました。この結果、マイクロソフトがOpenAIに対して十分な支配権を有しているわけではないとの判断が示されました。
この提携は、昨年、スタートアップの経営権を巡る闘争に端を発し、CEOサム・アルトマン(Sam Altman)の交代や復帰を経て、米国及び英国で反トラスト調査の対象となりました。CMAは、2019年にマイクロソフトがOpenAIに対して有形の影響力を獲得したものの、その後の進展により事実上の支配権には至っていないと考えています。したがって、英国の合併管理制度に基づくレビューの対象にはならないとのことです。
マイクロソフトの広報担当者は、OpenAIとのパートナーシップが競争を促進し、革新や責任あるAI開発を推進すると述べました。CMAの調査終了決定に関して、同担当者は商業的現実に基づく慎重な検討の結果であることを歓迎しています。



