最近、スーパーボウルMVPを2度獲得したEli Manningが、アメリカのスポーツ防具メーカーXTechに投資したことを発表しました。Eli Manning(イーライ・マニング)氏はニューヨーク・ジャイアンツの元クォーターバックであり、彼の引退後もスポーツに関心を持ち続けています。
XTechは、選手の安全性を重視したカスタムフィットのショルダーパッドを製造する会社であり、NFLの選手の90%以上が同社の製品を使用しています。Manning氏は、自身が選手時代に使用したショルダーパッドを支援することで、若いアスリートたちにも同様の安全性の高い装備を提供したいと考えています。彼は、XTechの企業戦略に貢献し、広報活動やネットワークの構築を通じて同社を支援する意向を示しています。
XTechは2012年に設立され、ニューヨーク・ジャイアンツにルーツを持つ企業です。創業者のBob Broderick(ボブ・ブロデリック)氏は、ジャイアンツの機材助手としてキャリアをスタートし、選手たちのニーズに応じた安全で軽量、そして運動性に優れたショルダーパッドを開発しました。これにより、XTechはNFL全32チームのロッカールームに製品を提供するに至りました。
また、同社は今後高校スポーツ市場への進出を目指しており、特に30〜150ポンドの体重の選手向けに設計された新製品を来年に発売予定です。この製品は、価格帯が200ドル程度になる見込みです。Broderick氏によれば、アメリカには15,000以上の高校があり、この市場には大きなビジネスチャンスが広がっています。
Manning氏は、若い選手の親たちが子供たちに安全で質の高い装備を求める動きに注目しています。かつて彼自身が高校時代に中古のショルダーパッドを与えられただけだった時代とは異なり、現在の保護者たちはより安全でパフォーマンス向上に寄与する装備の選択を重視する傾向にあります。XTechの製品は、100,000ユニットを販売しており、全てアメリカ製で、ニュージャージー州イーストハノバーでの製造にこだわっています。これにより、短い納期での注文処理が可能となり、競合他社よりも迅速なサービスを提供しています。



