今日の欧州市場は大幅に上昇しており、主要指標が好調に推移しています。全欧州の株式指標であるStoxx 600は約0.3%上昇し、フランスのCAC 40は0.4%の上昇、ロンドンのFTSE 100も0.2%のプラスで取引されています。ドイツのDAXは横ばいのままですが、全体として市場は明るい展望を示しています。
また、英国ポンドは米ドルに対してわずかに強含み、本日には約1.363ドルで取引されています。これは2022年1月以来、米ドルに対して最も高い水準となっています。ポンドはユーロに対してもおおよそ0.1%上昇しており、1.173ユーロでの取引が見込まれます。
ロンドンでは、欧州市場のオープニングコールのデータから、FTSE 100が8746で横ばい、DAXが0.2%上昇して23699、CAC 40は7625で横ばい、イタリアのFTSE MIBは0.3%上昇して39673と予測されています。
市場は、イランとイスラエル間の停戦が持続することへの期待感から上昇しています。この状況は不安定ではあるものの、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長が、インフレ抑制へ向けた堅実な姿勢を示したことも投資家の信頼を支えています。パウエル議長は、貿易関税が価格に及ぼす影響に関するさらなる明確性が得られるまで、金利を据え置く方針が続くと語りました。
今日、欧州市場は中東の状況に注視しており、停戦が継続するかどうかを見極めます。また、オランダで開催されているNATOサミットは、防衛費の目標を2035年までに2%から5%へ引き上げるという正式な共同声明を発表する予定です。サミットにはドナルド・トランプ大統領も参加しています。データ面では、フランスの消費者信頼感およびスペインのGDPの発表が予定されています。



