韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が来週、アメリカのドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領との初の首脳会談を控え、在韓米軍の維持費についてさらなる負担が求められることが予想されています。この会談では、安全保障や中国に関する問題が議題となるため、韓米同盟の将来に関する質問が重要な焦点となるでしょう。
トランプ大統領が韓国に対して、朝鮮戦争の遺産として韓国に駐留する28,500人の米軍のために大幅な支出を求めることが、李大統領にとって難しい課題となります。アメリカの関係者によれば、主な焦点となるのは「負担の分担」であり、トランプ氏は韓国側にさらなる支援を求めるとされています。現在、韓国は米軍の駐留を支援するために年間10億ドル以上を提供しており、最大の米軍基地であるキャンプ・ハンフリーズの建設にも費用を出しています。
トランプ大統領は、韓国に対して50億ドルあるいは100億ドルの負担を求める意向を示しており、韓国の防衛支出をGDPの5%に近づけることを希望していますが、韓国は現在3.5%にとどまっています。韓国は、米中の競争が激化する中で、米韓同盟の現代化を進める意向を持っており、防衛支出の増加を検討しています。
米国防総省内では、韓国からの米軍の一部撤退が議論されていますが、これを防ぐために、韓国の脅威としての中国に対抗するために同盟の焦点を再設定しようという動きもあると言われています。李大統領は、米国との同盟を全面的に支持しつつ、ワシントンと北京のバランスを取る方針を表明しています。米韓司令部(USFK)のゼビエ・ブランソン将軍は、台湾を巡る紛争への韓国の関与が必然であるとは限らないと述べましたが、USFKの部隊は「より大きな問題を解決するために必要になる可能性がある」と強調しました。
また、米国のマルコ・ルビオ(Marco Rubio)国務長官が韓国のチョ・ヒョン外相とワシントンで会談し、70年以上にわたる同盟の強固さを確認しました。両者は、インド太平洋地域での抑止力を強化し、負担の分担を進め、アメリカの製造業を活性化させる前向きなアジェンダについて議論しました。
北朝鮮に関しては、李大統領とトランプ大統領は金正恩(キム・ジョンウン)氏との関与に前向きであり、トランプ氏は自らを国際的な平和の仲介者として位置づけています。しかし、北朝鮮は、トランプ政権初期の外交を復活させようとする試みに対して拒絶反応を示しており、ロシアとの関係を深めています。李大統領は、北朝鮮の核兵器プログラムを最終的に廃棄するための基盤を築く方針を示し、北朝鮮との対話とワシントンとの緊密な協力が重要であるとしています。これに対し、韓国のチョ外相は、南北首脳会談を利用して自国の核材料の再処理や濃縮を承認させる可能性があると述べました。
ただし、現状の米韓原子力協力協定の下では、核爆弾の生産に使用される恐れがあるため、再処理やウラン濃縮能力の開発は禁じられています。多くの韓国の政治家が、核武装の選択肢を求めていることは懸念材料です。日々変わる国際情勢の中で、韓国がどのように自国の安全保障を強化していくのか、今後の動向が注目されます。



