ルカ・ド・メオ(Luca de Meo)氏が、ルノー(Renault SA)の最高経営責任者(CEO)を辞任する意向を示したことが明らかになりました。これは、彼が高級ブランドグループのケリング(Kering)の新CEOに就任するという報道を受けてのことです。
ド・メオ氏はイタリア出身で、そのエネルギーと情熱が評価されており、ルノーを約5年間率いてきました。在任中は、電気自動車への戦略的シフトと日産(Nissan)との戦略的アライアンスの再構築を担当しました。
ルノーは「ルカ・ド・メオは、自動車業界の外で新たな挑戦に取り組むために、辞任を決意した」との声明を発表しました。この発表は、フランスの新聞「レ・フィガロ」(Le Figaro)が、ド・メオ氏がケリングのCEOに就任する意向であると報じた直後に行われました。
ケリング社はコメントを控えていますが、同社の会長兼CEOであるフランソワ=アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)氏は、CEO職の後任者を選定するために積極的に取り組んでいると、関係者がロイターに述べています。ピノー氏は、父フランソワ・ピノーが設立したグループの指揮を執っており、2005年にケリングと改名されました。
近年、ケリングの株価は60%以上の下落を記録しており、利益警告やグッチ(Gucci)など主要ブランドでのデザイナー交代が影響しています。グッチは同社の売上と利益の要となるブランドです。これにより、ケリングは新たな舵取りが求められる状況にあります。



