2024年6月16日、フランスのノルマンディー・カーンでは、EssilorLuxottica(エシロール・ルクソティカ)が製造するRay-Ban(レイバン)スマートグラスに関連するニュースが報じられました。Meta(メタ)がこの会社に対して少数株を取得したとのことで、その影響でEssilorLuxotticaの株価は水曜日に約6%上昇しました。
Metaは、エシロール・ルクソティカに約30億ユーロ(現在の市場価格で約35.1億ドル)を投資したと伝えられており、将来的にはシェアを5%まで拡大することも検討しているとのことです。この情報は、匿名の情報筋から得られたもので、Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。
EssilorLuxotticaの株価はロンドン時間の午前10時25分時点で5.8%上昇しました。この投資が確認されれば、Metaのウェアラブル技術への関心の高まりを示すものであり、CEOのマーク・ザッカーバーグにとって重要な優先事項であると共に、自社のハードウェア製品ラインの拡充のチャンスにもなります。
両社は2019年にパートナーシップを結び、Ray-Ban Metaスマートグラスの2つの世代を生産しています。初代モデルは2021年に登場しましたが、2023年にリリースされた第二世代モデルではより大きな成功を収めました。この後者のモデルにはMetaのAI音声アシスタントが搭載されており、スマートフォンに接続することでユーザーは都市のランドマークを特定したり、食材を見てレシピを取得したり、WhatsAppやMessengerで音声メッセージを記録・送信したりできる機能が含まれています。
EssilorLuxotticaのCEOであるフランチェスコ・ミレリ氏は、2023年末からこれまでに200万ペアのMeta Ray-Banグラスが販売されたと述べ、2026年末までに年間生産量を1000万ユニットに増やすことを目指していると発表しました。両社はまた、Oakley(オークリー)やPrada(プラダ)ブランド名の下でAI搭載のスマートグラスを発売する計画も発表しています。



