MongoDBのCEO、Dev Ittycheria氏が発表した最新の業績報告によると、同社は期待を下回るガイダンスを発表したため、株価は水曜日の時間外取引で16%も下落いたしました。これにより、投資家からの注目を集めております。MongoDBはデータベースソフトウェアの大手メーカーとして知られています。
最新の業績について、MongoDBはLSEGのコンセンサスと比較した結果を以下のように報告しています:
* 調整後の一株当たり利益(EPS)は1.28ドルで、予想の66セントを大きく上回りました。
* 売上高は5億4840万ドルで、5196万ドルの予想も超えました。
年度末の1月31日に終わった四半期の売上高は前年同期比で約20%増加したとのことです。また、純利益は1580万ドル、すなわち一株あたり19セントで、これは株式報酬を考慮した数字です。同じ四半期の前年は、MongoDBは5550万ドルの純損失を計上しておりました。
MongoDBはこの四半期に1900社の新規顧客を追加し、総顧客数は54500社に達しました。しかし、約3億6000万ドルの繰延収益で、StreetAccountのコンセンサス370.4百万ドルを下回る結果となりました。
MongoDBの暫定CFOであるSrdjan Tanjga氏によれば、Atlasクラウドベースのデータベースサービスを利用した新規アプリケーションの成長が当初の期待よりも鈍化しているとのことです。同時に、同社は大手企業との取引を増やすために急速に人材を採用している一方で、中小企業へのアプローチを引き下げていると述べています。
更に、MongoDBは人工知能スタートアップのVoyageを買収しました。これは未公表の金額で行われた取引です。
Dev Ittycheria CEOは「世代に一度の大チャンスを活かしたい」と語っています。今後の財政第一四半期に関して、MongoDBは1株当たり63セントから67セントの調整後利益を、売上高は5億2400万ドルから5億2900万ドルを見込んでいます。LSEGが調査したアナリストは、一株当たり62セント、売上高は5億2680万ドルを予想していました。
また、MongoDBは2026年度に関して調整後の一株当たり利益を2.44ドルから2.62ドル、売上高を22.4億ドルから22.8億ドルと見込んでおり、これは12.7%の売上成長を示唆しています。これは、同社が2017年に上場して以来最も遅い成長率となる予測です。アナリストたちは、一株当たり3.34ドル、売上高は23.2億ドルを期待しています。
水曜日の時間外取引前には、MongoDBの株価が13%上昇していましたが、S&P 500は約1%の下落を記録していました。



