テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は、金曜日に記者からの質問をかわし、ニューヨーク・タイムズの報道について言及しました。この報道では、マスク氏が昨年のドナルド・トランプ大統領のキャンペーン中に、アルコールや薬物の使用について言及されたことが取り上げられています。
マスク氏は、ホワイトハウスでの記者会見において、FOXニュースの記者ピーター・ドゥーシーがニューヨーク・タイムズの報道について質問しようとした際、答え始め、質問を完了させる余地を与えませんでした。
報道によると、マスク氏は強力な麻酔薬であるケタミンを「時折の使用を超えて」消費していたとされ、エクスタシーや幻覚性のキノコも使用しているとのことです。マスク氏は、ホワイトハウスのオーバルオフィスでトランプ氏の隣に座りながら、「これはニューヨーク・タイムズですか?」と問いかけ、その後、ロシアに関する誤報でピューリッツァー賞を受賞したことを引き合いに出しました。
「私が思うに、裁判官はニューヨーク・タイムズに対してその嘘に関して判断を下したばかりで、その賞を返還する義務があるかもしれない」と語り、「次の話題に移りましょう」と続けました。
マスク氏はトランプ氏の2024年のキャンペーンを強力に支持し、250億ドル以上を支援してきました。彼のコメントは、フロリダ州の控訴裁判所がトランプ氏がピューリッツァー賞委員会に対して提起した名誉毀損訴訟の手続きを一時停止することを拒否した決定に言及していました。裁判所の判断によれば、権力分立は実行機関を他の機関からの不当な負担から保護しなければならないとしています。
ホワイトハウスの報道官ハリソン・フィールズ氏は、声明の中で「アメリカのCEOの中で、政府でのサービスのためにC-suiteから離れる人は少ない。しかしイーロン・マスク氏はその例外でした」とコメントを出し、彼の行動を評価しました。フィールズ氏は、イーロン氏はアメリカの納税者のためにこれまでに多くの成果を上げていると主張しましたが、マスク氏の薬物使用については言及していません。



