マイクロソフトの会長兼CEO、サティア・ナデラ(Satya Nadella)が、2025年5月19日にシアトルで開催されたMicrosoft Build 2025カンファレンスで、OpenAIのCEOサム・アルトマン(Sam Altman)とビデオで対話をしました。
OpenAIは、木曜日にその非営利親会社が引き続き会社を監督し、1,000億ドル以上の株式を保有することを発表しました。この人工知能スタートアップは、最近5000億ドルの評価を受けており、この構造はその非営利団体を「世界で最も資源が豊富な慈善団体の一つにする」とし、同時に資本を引き続き調達できることを示しています。
また、OpenAIはマイクロソフトとの間で非拘束的な合意覚書を締結したことを発表しました。これは両者のパートナーシップの次の段階を概説したもので、マイクロソフトは2019年にOpenAIに130億ドル以上を投資しており、チャットボットChatGPTのローンチの3年前から支援しています。
OpenAIは、マイクロソフトとともに「契約条件を確定し、具体的な合意へ向けて進んでいる」ことを声明で発表しました。両社は、共有の安全性に対するコミットメントに基づき、最良のAIツールを提供することに引き続き焦点を当てています。
5月、OpenAIは市民リーダーや元従業員からの圧力に屈し、会社が公共利益法人に再構築される中でもその非営利団体が管理を維持することを発表しました。OpenAIは2015年に非営利研究所として設立されましたが、近年では地球上で最も急成長している商業エンティティの一つとなっています。
OpenAIは、カリフォルニア州とデラウェア州の司法長官と緊密に協力し、同社の構造を確立する作業を進めていると述べました。「OpenAIは非営利団体として始まり、今もそうであり、将来的もそのまま維持され、非営利団体が私たちの未来を導く権限を保持します」と、同社の会長ブレット・テイラーは木曜日に述べました。
このスタートアップは、共同創設者の一人エロン・マスク(Elon Musk)との間で激しい法的闘争に巻き込まれています。マスクは、自身のスタートアップであるxAIと競争する中、OpenAIが営利企業に転換するのを阻止しようとしています。
今後の動向については随時更新していきます。



