サンドイッチチェーンのSubway(サブウェイ)は、元Burger King(バーガーキング)の幹部であるJonathan Fitzpatrick(ジョナサン・フィッツパトリック)を新たなCEOに迎えることを発表しました。この任命は2023年7月28日から有効となります。
この発表は、前CEOのJohn Chidsey(ジョン・チドシー)の後任を探す数か月にわたるプロセスの結果であり、Chidseyは2024年末に退任しました。彼の在任中には、家族経営のサブウェイがプライベート・エクイティファームであるRoark Capital(ローアーク・キャピタル)に96億ドルで売却されるなどの重要な出来事がありました。
Fitzpatrickは、Roarkが支援するDriven Brands(ドリブン・ブランズ)という自動車サービスプロバイダーで12年以上の経験を積んでおり、彼はこの企業のCEOを務めていました。また、Driven Brandsに入る前には、Burger Kingにおいてブランドとオペレーションの最高責任者として、同社のビジネス全体でさまざまな役割を担っていました。彼は今年初めにDriven Brandsを退職しました。
Chidseyの経歴にもBurger Kingでの経験があり、Subwayに入社する10年前には、3G Capitalによる買収までBurger KingのCEOを務めていました。このリーダーシップの交代は、ファストフード業界が厳しい状況にある中で発表されました。消費者が外食を控える傾向があり、外食時には割引を求めることが一般的となっています。このようなディスカウントは、すでに薄利多売であるレストランの利益率に影響を及ぼしています。
自社の挑戦にも直面しているSubwayは、19,500以上の店舗を展開し、店舗数では米国最大のレストランチェーンですが、過去15年にわたり、ファストカジュアルレストランや他のサンドイッチチェーンからの競争が市場シェアを侵食しています。昨年、同社の売上高はTechnomic(テクノミック)のデータによると3.8%減少しました。



