英国のリヴァプール湾に位置するBurbo風力発電所から見た風車の景観は、再生可能エネルギーの未来を象徴しています。デンマークの再生可能エネルギー大手、Orsted(オーステッド)は、株主の承認を受けて緊急的に600億デンマーククローネ(約94億ドル)の資本増強を行う権利発行を決定しました。この発表は、業界全体が深刻な混乱に直面している時期に行われました。
特に、米国のドナルド・トランプ大統領による洋上風力プロジェクトへの攻撃が続く中での決定は、注目に値します。ホワイトハウスは、オーステッドのRhode Island(ロードアイランド)およびConnecticut(コネチカット)沿岸にあるRevolution Wind(レボリューション・ウィンド)プロジェクトの作業を停止するよう命じました。このプロジェクトは、全許可が得られており、80%の完成度に達しており、両州で35万戸以上の家庭に電力を供給する予定でした。
オーステッドはトランプ政権を訴え、建設再開を目指しています。金曜日に行われた特別総会の後、株主によって注目された権利発行が承認されたことを発表しました。このニュースに対して投資家は安堵し、2021年のピーク時から約90%も下落していたオーステッドの株価は、約4.2%の上昇を見せました。
また、オーステッドは、低下した洋上風速を受けて、今年度の営業利益見通しを引き下げました。シティのアナリストは、この見通しの引き下げは他の企業動向に比べて「比較的小さい」と評価しつつも、米国での訴訟や権利発行に言及し、「有益とは言えない」と述べています。



