アメリカのソフトウェア企業Palantir Technologies(パランティア・テクノロジーズ)の株価は、月曜日に7%以上急落し、先週の下落に続いて4日連続の減少に向かっています。この一週間で株価は15%下落しており、投資家に不安を与えています。
特にCEOのアレックス・カープ(Alex Karp)による新たな株式売却計画の開示や、防衛費削減の計画についてザ・ワシントン・ポストから報じられたピート・ヘグセス(Pete Hegseth)国防長官の発言が、同社に依存している政府契約に影響を及ぼす可能性があるため、投資家の不安を一層強めました。
このような動きは、最近小売投資家からの人気が高まっているPalantirが衰退し始めているのではないかという懸念を呼んでおり、実際、株価は一週間で21%以上も下落しています。また、月曜日の株価は、今月初めに記録した最高値から25%も低くなっています。
それでも、Palantirの株は2025年に入ってから23%以上も上昇しており、同期間中のS&P 500指数の約2%の上昇を上回っています。昨年はS&P 500において340%以上の急騰を記録し、最も優れたパフォーマンスを示しています。
Palantirは個人投資家の間でカルト的な支持を得ており、専門家やアナリストは、カープの個性的なキャラクターと株価の急騰がこのグループの関心を引く二つの要因だと指摘しています。
一方、LSEGによる調査では、大多数のアナリストが「ホールド」の評価を示しており、株価がさらなる下落をする可能性があることを示唆しています。



