ペプシコ(PepsiCo)は、最新の四半期決算を発表し、アナリストの予想を上回る利益と売上を報告しました。特に北米での飲食需要が一部弱い中でも、投資家の関心を引きつけることに成功しています。プレマーケットでの株価は約2%上昇しました。
ユニットあたりの利益は調整後で$2.12、予想の$2.03を上回りました。また、売上高は$22.73億ドルで、$22.27億ドルの予想を上回りました。これにより、2四半期では会社の純利益は$1.26億ドル(1株あたり92セント)となり、前年同期の$3.08億ドル(1株あたり$2.23)から減少しました。
再構築費用や減損費用などを除外した場合の利益は1株当たり$2.12でした。純売上高は1%増の$22.73億ドルであり、買収や売却、外国為替を除いたオーガニック売上高は2.1%増加しました。
しかし、ペプシは依然として製品の需要が低下していることを認識しています。世界的な販売量は食品で1.5%減少し、飲料は横ばいでした。この指標は価格調整や外国為替の変動を考慮していません。
北米市場での販売量も再び減少したものの、CEOのラモン・ラグアルタ(Ramon Laguarta)は、国内ビジネスの改善を強調しています。北米食品部門(Frito-LayおよびQuaker Foodsを含む)は1%の減少を記録しました。また、国内飲料セグメントは四半期で2%の減少を報告しました。
ペプシは、北米市場での売上を向上させるために、プロテインブームや多文化製品の展開に力を入れています。具体的な例として、Siete FoodsやSabraの製品が挙げられます。さらに、製品の店頭での可用性や配置の向上に取り組んでいます。
ペプシは通年の見通しを再確認し、前年比でコア恒常通貨ベースの1株当たり利益が大きく変わらないこと、そしてオーガニック売上高が低い一桁の増加を見込んでいるとしています。先四半期には、新たな関税や経済の不安定さ、そして慎重な消費者心理を理由に利益予想を引き下げました。



