中国の玩具メーカー、Pop Martは、2025年上半期において、Labubu人形への世界的な需要の高まりによって、純利益が約400%急増したにもかかわらず、株価が下落しました。この結果を受け、同社の株価は一時4.7%下落し、午前10時15分(米国東部時間火曜日午後10時15分)時点で0.85%の減少にとどまりました。
Pop Martの収益は前年比204.4%増の138.8億元(約19.3億ドル)に達し、株主帰属の純利益は396.5%増の45.7億元となりました。この業績は、先月の予想であった200%の収益成長及び350%の利益増加を大きく上回るものでした。
同社のLabubuぬいぐるみは、鋭い歯と大きな耳を持つ可愛らしいデザインで、RihannaやK-PopグループBlackpinkのLisaが持つ30ドルのキーチェーンが話題となっています。玩具は「ブラインドボックス」で販売されており、購入者は箱を開けて初めてキャラクターを知ることができます。
6月には、中国の国営メディアが、8歳未満の子供に販売されるブラインドボックス及びトレーディングカードの監視強化を促しました。特に、小さな子供が「ミystery boxes」や「ブラインドカード」に過剰にお金を使うことを問題視しました。
Morningstarの株式アナリスト、Jeff Zhang氏は、「Pop Martの主要な知的財産(IP)の人気が持続するかは不透明です。Labubu及び他のIPの売上は堅調ですが、消費者の好みが5〜10年の間に急変する可能性があるため、今後の人気の保証はありません」と述べています。
データによると、Pop Martの株価は年初から200%を超える上昇を記録していますが、Zhang氏は「長期的なビジネスリスクを無視しているため、株価は高すぎる可能性がある」とも指摘しています。
アジア太平洋地域(中国を除く)は同社の最大の海外市場であり、収益は前年比257.8%増の28.5億元に達しています。アメリカ大陸は第二の海外市場であり、収益は1000%以上急増し、22.6億元に達しました。
Pop Martは、決算発表において、知的財産が同社ビジネスの「核」であるとし、今後もグローバルな事業拡大を目指すと発表しました。



