ロサンゼルスのエドワード・R・ロイバル連邦ビルの外では、連邦移民取り締まりやカリフォルニア州国民軍、米海兵隊の配備に対する抗議活動が行われています。このような中、2025年6月10日に、ペンタゴンはカリフォルニア州陸軍州兵の追加2000人をロサンゼルス地域に配備することを発表しました。この追加兵力の派遣は、市全体で起きていた連邦移民法執行に対する抗議行動がほぼ収束した中でも、行われることになりました。
ロサンゼルス市警の広報担当者は、水曜日に抗議活動に関連する逮捕が土曜日の夜以降無かったことを伝え、バス市長が火曜日に市の夜間外出禁止令を解除したことを明らかにしました。
今回の追加配備により、ロサンゼルス地域に展開している連邦軍の総数は4800人となり、これには700人の米海兵隊員と4100人のカリフォルニア州陸軍州兵が含まれています。米国北方司令部によれば、部隊は「ロサンゼルス周辺における連邦機能、職員および財産の保護を支援する」役割を果たすとのことです。
防衛長官のピーター・ヘグセットは、ワシントンでの上院公聴会において、ロサンゼルスに派遣された連邦軍の行動を擁護しました。彼は、海兵隊員と州兵が「極めて専門的に行動し、連邦職員を守っている」と述べました。ヘグセットは、軍部隊の都市への派遣が違法であるとの裁判所の命令に従うか問われた際には、「地区裁判所が国家安全保障政策を決定すべきではない」と答えました。最高裁がその件について rulings を出した場合には従う意向を示しました。
トランプ大統領は、連邦移民執行に反対する抗議者たちとの衝突がエスカレートする中、今年初めに数千人の州兵と数百人の海兵隊をロサンゼルス地域に配備しました。この配備は、カリフォルニア州のギャビン・ニュースム知事を含む州の民主党指導者たちから強い反発を招きました。彼らは通常、連邦軍の配備に先立つ要請を行わないからです。
今回の兵力配備は、抗議活動が減少しつつある時期に行われ、その背景には移民コミュニティを守るための夜間外出禁止令と犯罪防止活動が功を奏しているとのバス市長の見解があります。



