ロケット・ラボ(Rocket Lab)の株価は、2023年7月17日にニュージーランドから「Baby Come Back」ミッションを成功裏に打ち上げた翌日、8%の急騰を見せました。これは、宇宙産業における革新が株価上昇を促進しているためです。
最近2か月間で、ロケット・ラボの株価はほぼ倍増し、欧州連合との契約締結や一連の成功した打ち上げがその要因となっています。年初来での株価上昇率は63%に達しており、2024年には約6倍もの急騰を記録しています。
この6月、ロケット・ラボは、欧州宇宙機関(European Space Agency)との提携を発表し、12月前に衛星を打ち上げる計画を立てています。また、同社は66、67、68号機のエレクトロン(Electron)ロケットを成功させ、48時間以内に同一地点から2機の打ち上げを行いました。
ロケット・ラボは、エロン・マスク(Elon Musk)のスペースX(SpaceX)や、今週金曜日に上場の申請を行ったファイアフライ・エアロスペース(Firefly Aerospace)など、競争が激化する宇宙産業で成長を続けています。この業界は、需要が増しているため、競争が成熟しつつあります。
ロケット・ラボのCEO、ピーター・ベック(Peter Beck)は、最近のインタビューで、「エレクトロンという小さなロケットに対する需要は過去数年で増加しており、単一の宇宙船だけではなく、顧客向けの全体的なコンステレーション(星座)を打ち上げることが一般的になっています。」と語りました。彼は、同社が15日ごとにロケットを生産していると述べています。
ニュージーランド出身のベック氏は2006年にロケット・ラボを設立し、2021年8月に特定目的取得会社との合併を通じてナスダックに上場した結果、ロングビーチ(カリフォルニア州)を拠点とする同社の市場価値は190億ドル以上に膨れ上がりました。



