ウィスコンシン州のロン・ジョンソン上院議員(Ron Johnson)は、現在進行中の「大規模で美しい法案」に対する自身の反対意見を支持する共和党仲間が十分にいると考えており、その進展を妨げ、変更を加える可能性があると述べました。この発言は、先週に下院をかろうじて通過したこの包括的な国内政策パッケージの難航を示唆しています。
下院のマイク・ジョンソン議長(Mike Johnson)が、法案に対して過度に干渉しないよう上院議員に促す中、上院の財政保守派は現行の法案を支持しない意向を示しています。ジョンソン上院議員は、「大統領が支出削減と歳入の削減に本気になるまで、プロセスを止めるだけの力は十分にある」とCNNの『ステート・オブ・ザ・ユニオン』で述べました。
ジョンソン上院議員と一部の同僚は、下院法案が連邦の赤字を急増させる可能性について懸念を示していますが、ジョンソン議長はこの批判を軽視しています。ジョンソン上院議員は、予算調整プロセスの「最初の目標」は赤字を減らすことであるべきであり、実際には増加させていると強調しました。彼は、連邦政府の支出は「パンデミック前の水準に戻るべきだ」と繰り返し述べています。
ケンタッキー州のランド・ポール上院議員(Rand Paul)も、下院法案の支出削減策について「頼りない」と表現しつつも、国家の債務が爆発しなければ法案を支持すると述べました。ポール上院議員は「問題は数学が成り立たないことであり、それによって債務が爆発する」と続けました。また、非党派の連邦予算局(Congressional Budget Office)による分析では、この包括的なパッケージが今後10年間で3.8兆ドルの赤字を増加させる可能性があると報告されています。


