サンフランシスコで2025年4月25日に行われたインタビューで、Salesforceの共同創設者兼CEOであるMarc Benioff氏が登場しました。このたび、Salesforceは第2四半期の決算において、期待された業績を上回ったものの、予想を下回るガイダンスを発表しました。その影響で、株価は延長取引で4%下落しました。
Salesforceの業績は以下の通り、LSEGのコンセンサスと比較しています。
・調整後の1株当たり利益(EPS):$2.91(予想:$2.78)
・売上高:$102.4億(予想:$101.4億)
前年同期と比較して、売上高は10%増加し、$93.3億から$102.4億に達しました。また、純利益は$18.9億に上昇し、1株当たり$1.96となりました。一方、前年の純利益は$14.3億(1株当たり$1.47)でした。
第3四半期に関して、Salesforceは調整後のEPSについて$2.84から$2.86、売上高は$102.4億から$102.9億を見込んでいます。一方、LSEGによる調査では、アナリストは$2.85のEPSと$102.9億の売上高を予想していました。
Salesforceは通年の売上見通しを維持しつつ、より高い利益を見込んでいます。会社は、調整後のEPSを$11.33から$11.37、売上高を$411.1億から$413.3億と目標を設定しています。LSEGのコンセンサス見積もりは、EPSが$11.31、売上高が$412.0億となっています。5月の予測では、調整後のEPSが$11.27から$11.33でした。
近年、Salesforceはウォール街での人気が低下しており、2024年中頃からの収益成長は1桁の伸びにとどまっています。AIへの投資とソフトウェアやシステムの進歩を常に強調していますが、他のテクノロジー企業同様にAIブームの恩恵を受けることができていません。
水曜日の報告に入る前、Salesforceの株は年間で23%下落し、ダウ・ジョーンズの株のうちほぼすべてに対して、主要テクノロジー企業の中でも出遅れています。
Salesforceの企業価値とフリーキャッシュフローとの比率は、AIによる混乱への懸念により10年ぶりの低水準に達し、分析会社Jefferiesはこの株に対して「買い」の評価を下しています。Salesforceは、カスタマーサービスの質問を自動化できるAgentforce AIソフトウェアを販売することで、こうした圧力に対抗しようとしています。
第2四半期中、Salesforceは一部製品の価格を引き上げる計画を発表し、データ管理ソフトウェア会社Informaticaを80億ドルで買収する意向を示しました。経営陣は午後5時(ET)からアナリストとのカンファレンスコールでこれらの結果を議論する予定です。



