半導体ウエハが2025年4月16日に台湾・台北で開催される年間展示会「Touch Taiwan」で展示されています。
アジアの半導体株は木曜日に上昇しました。これは、人工知能(AI)の人気企業であるNvidiaが株価の記録的な終値を達成し、世界で最も価値のある企業の座を取り戻したためです。
韓国のSK Hynixの株は、Nvidiaへメモリチップを供給していることから3.53%上昇しました。Nvidiaの高性能グラフィックス処理ユニット(GPU)を製造している台湾のTSMCも、0.47%の小幅上昇を見せました。
台灣のホンファイ・プレシジョン・インダストリー(Foxconnとしても知られる)は0.77%の上昇を見せており、Nvidiaとの戦略的パートナーシップを結び、EVや大規模言語モデル(LLMs)を含むさまざまなアプリケーションにNvidiaのチップを組み込む「AI工場」の構築に取り組んでいます。
半導体試験装置のサプライヤーであるAdvantestは、3.93%上昇し、記録的な高値を更新しました。日本のテクノロジーコングロマリットであるソフトバンク(Softbank)は、英国のチップデザイナーであるArmの株式を保有しており、4.38%の株価上昇を見せました。
東京エレクトロン(Tokyo Electron)とレーザテック(Lasertec)はそれぞれ2.13%と1.57%の上昇を記録し、ルネサスエレクトロニクス(Renesas Electronics)は2.22%の上昇を見せました。
Nvidiaの株は、米国市場で水曜日に4%以上上昇し、1月以来初めて全時代の高値を記録しました。最終的に株価は154.31ドルで取引を終え、1月6日の149.43ドルの過去最高株価を上回りました。その市場価値は3.77兆ドルに達し、Nvidiaは今や世界で最も価値のある企業となり、マイクロソフト(Microsoft)を上回りました。
この株価の上昇は、Nvidiaによる人工知能市場での支配力に対する投資家の自信が高まっていることを反映しており、中国への輸出制限にも関わらず、その影響は軽微です。
4月にはトランプ政権がNvidiaのH20 AIチップの販売をブロックする新しい規制を施行しました。このチップは以前の規制に準拠するように設計されていましたが、Nvidiaはこの影響で80億ドルの売上損失と45億ドルの在庫評価引き下げを見込んでいると先月発表しました。


