アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領は、欧州連合(EU)からの輸入品に対して最低15%から20%の関税の課徴を求めているとの報道がありました。これは、金融タイムズが報じたもので、貿易交渉に関する情報を共有した3人の関係者によると、トランプ大統領は、可能な枠組み合意に向けた数週間の交渉の後、要求を強化したとのことです。
現在、トランプ大統領が定めた8月1日の締切まで2週間を切る中、アメリカとEUとの交渉は停滞しています。EUは、英国との合意に類似した条件を望んでおり、その条件は最低10%の関税を維持し、一部のセクターに例外を設けることでした。
トランプ大統領は、EUとの貿易において1980億ユーロ(約2310億ドル)の貿易黒字が存在することに不満を示しています。一方で、EUの関係者は、サービスや投資が考慮されると貿易はより均衡が取れていると主張しており、貿易赤字を縮小するために石油やガス購入を増やすと約束しています。
この状況がウォール街に与える影響も無視できません。ニューズ・ダウ・ジョーンズ工業平均は報道を受け、取引が急落し、最安値を更新する場面が見られました。
市場は今後の展開に注意を払っており、特にトランプ大統領の新たな関税の要請がどのような影響を及ぼすかが鍵となるでしょう。



