アメリカの株式市場は、6月の雇用報告を控える中で動きが少ない状況が続いています。S&P 500の先物はわずかに下落し、Nasdaq 100の先物はほぼ横ばいで推移しています。一方、ダウ・ジョーンズ工業株平均の先物は11ポイント上昇しています。
経済学者たちは、先月に110,000の新規雇用が創出されたと予想しています。これは、5月の139,000の増加と比較して減少しています。また、失業率は4.2%から4.3%に上昇するとの見方もあります。
もし6月の雇用報告が期待外れであれば、市場はより投機的なテクノロジー株からバリュー株にシフトする可能性があります。Infrastructure Capital Advisorsの創設者兼CEOであるJay Hatfield氏は、「テクノロジー株が下がり、バリュー株が上がる間のトレードオフは、全体の市場に影響を与えるかもしれません。テクノロジー株が市場の40%を占めているためです」と述べています。
逆に、期待外れの報告があった場合、連邦準備制度(Federal Reserve)は早期の利下げに前向きになる可能性があり、7月に利下げすることも考えられます。
この報告は、ADPが発表したデータ、すなわち先月の民間給与が33,000人減少したことを受けたものです。また、投資家はドナルド・トランプ大統領の大型税制法案の進展にも注目しています。この法案は火曜日に上院を通過し、現在は下院で共和党の議員間での激しい交渉が続いています。
木曜日の取引は短縮されており、ニューヨーク証券取引所とナスダックは午後1時(東部標準時間)に取引を終了します。また、アメリカ市場は金曜日に独立記念日のために閉場します。
先物市場では少しの動きも見られず、特にトランプ大統領の大型法案が勇気を与えている様子が伺えます。上院を通過したこの法案により、物事は進展しています。
また、S&P 500とNasdaq-100のショートインタレストは、年初から継続的に増加しており、投資家たちは強気相場の中で逆転戦略を取る動きがあるとS3 Partnersが報告しています。S&P 500のショートインタレストは年初の約5.4%から5.8%に上昇し、Nasdaq-100は5.2%未満から約6.1%に拡大しています。
トリップアドバイザーの株は、アクティビスト投資家Starboard Valueが9%以上の持分を取得したとの報道を受けて急騰し、延長取引で8%以上の上昇をみせています。一方、Datadogの株は水曜日の取引終了後に9%上昇し、S&P 500への新しい追加として発表されました。
株式市場は規模に応じた変動を見せており、投資家は今後の動向に注意を払っています。



