ウエイモ(Waymo)とウーバー(Uber)が提携し、アトランタ及びオースティンでロボタクシーサービスを開始しました。この提携により、ウエイモの自動運転技術を搭載した電動SUVジャガーI-PACE車両が、アトランタ周辺65平方マイルで利用可能となります。ただし、高速道路や空港への運行はまだ行われていません。
2023年9月には、ウエイモがオースティンへの拡張計画を発表し、同年3月にはオースティンでもロボタクシーサービスを提供開始しています。このサービスは、テスラ(Tesla)がロボタクシーサービスを正式に開始する前に、テキサス州の州都で立ち上げられました。
テスラは、アウスティンに本社を置く企業として、今月初めに招待者のみの限定パイロットロボタクシーサービスを開始しました。テスラのロボタクシーは、同社の最新の自動運転技術を搭載したモデルY SUVで運行されており、安全性を確保するために前席には人的バレーパーソンが同乗しています。
一方、ウエイモのロボタクシーは、アトランタ及びオースティンで人間の監視者なしで運行されています。ウエイモの車両には、テスラの車両には搭載されていない高度なライダー(Lidar)やレーダーセンサーが装備されており、テクノロジーの違いが際立っています。
かつては自動運転の先駆者と見なされていたテスラですが、現在ではウエイモや中国の競合であるバイドゥ(Baidu)のアポロゴー(Apollo Go)、WeRideといった企業に追いつこうと奮闘しています。
アトランタとオースティンにおいて、ウエイモのロボタクシーはウーバーのアプリを通じてのみ利用可能です。サンフランシスコやロサンゼルスでは、ウエイモワン(Waymo One)アプリを通じての予約が必要ですが、両社の提携は乗客向けのライドに限られ、ウーバーイーツの配達には適用されません。



