ウェイモ(Waymo)は、アトランタとオースティンでのロボタクシーサービス開始に向けて、ウーバー(Uber)との提携を進めていることを発表しました。ウェイモは、今週デンバー及びシアトルでテストドライブを開始する予定であり、運転席には人間のドライバーがいます。公式な声明によると、「完全自動運転サービスを将来的に実施する前に、手動で運転を開始し、技術や運営の検証を行います」とのことです。
この自動運転車両プロジェクトは、すでにテキサス州オースティンやアトランタ、サンフランシスコ、フェニックス、ロサンゼルスで商業運行を開始した後、米国全域へのサービス拡大を目指しています。オースティンとアトランタを含む一部の市場では、ウーバーアプリを通じてウェイモの無人タクシーを呼ぶことができます。他の地域では、ウェイモ独自のアプリ「Waymo One」を使用する必要があります。
デンバーとシアトルでのテスト車両は、ウェイモの従業員である安全ドライバーが操縦し、ブレーキ操作を行います。また、ニューヨークでもロボタクシーのテストを実施しており、米国最大の市場である同地での運行許可を最近取得したばかりです。
デンバーとシアトルでは、完全電動のジャガーiPaceおよびジーリー・ゼーカー(Geely Zeekr)AVを含むテスト車両群が導入されます。ウェイモは、デンバーとシアトルで最初にテストを行う登録車両をそれぞれ12台程度用意する予定です。
ウェイモのグローバルな競争相手には、中国の百度(Baidu)が運営するアポロゴー(Apollo Go)があります。アジア全域で無人運転のライドヘイリングサービスを展開しています。一方、テスラ(Tesla)はテキサス州でのライドヘイリングビジネスの運営許可を取得し、オースティンやサンフランシスコで有人ロボタクシーサービスのテストを行っています。



