WNBA(女子國家籃球聯盟)とE.W.スクリップス(E.W. Scripps)は2024年8月30日に新しい複数年のメディア権契約を発表し、Ionにて金曜日の夜のWNBAの試合を放送することになりました。今回の契約には「WNBA on Ion」というスタジオ番組も含まれており、これはWNBAの独占的な週間放送番組として初めての試みです。
契約の具体的な価値は公表されていませんが、既存の契約は2025年シーズンの終わりまで有効であり、年間平均1,300万ドルと報じられています。WNBAは2023年からIonで試合を放送しており、今シーズンは50試合のレギュラーシーズンゲームを予定しています。Ionは有料テレビ及びストリーミングプラットフォームを通じて1億2,800万以上の家庭で視聴可能です。
この新しい契約は、IonがWNBAとの提携を通じて急成長を遂げ、レブリッジの人気が高まっている中で実現しました。特に、Caitlin ClarkやAngel Reeseなどのスター選手が注目を集めています。ネットワークによると、WNBAの金曜日の夜のスポットライト視聴率は前年同期比で133%も増加し、2300万人以上のユニークビューアーがこの放送を観たとのことです。
スクリップスのCEOであるAdam Symson氏は、リリースにおいて「私たちの強固なパートナーシップは花開き、Ionが今後数年間、WNBAアクションのプレミア金曜日の夜の目的地としての地位を固めることができることを非常に嬉しく思っています」と述べました。
WNBAのコミッショナーであるCathy Engelbert氏は、Scrippsとの提携がリーグのリーチと可視性を拡大するのに寄与していることを強調しました。「この新しい複数年契約は、リーグの興奮の高まりとWNBAゲームに対する需要の増加を反映しています」と述べています。
また、WNBAは昨年7月にDisney、Amazon、Comcast傘下のNBCUniversalとの11年間のメディア権契約を結び、これがNBAのメディア権交渉の一環であることが報じられています。この契約は年間約2億ドルの価値があるとされています。



