バンダイナムコピクチャーズは、新しいテレビアニメシリーズ《攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL》が近日中に視聴者と出会うことを正式に発表しました。それに伴い、新たなティザービジュアルと特報映像も公開されました。
今回のアニメ新作は、著名なアニメーションスタジオScience SARUが制作を担当し、監督には新進気鋭のモコちゃんが抜擢されています。彼女はこれまで《スコット・ピルグリム:フルスロットル》や《平家物語》の制作にも関わってきました。脚本およびシリーズ構成は、芥川賞を受賞したSF小説家・円城塔が手掛けています。また、キャラクターデザインと総作画監督を務めるのは半田修平で、彼の代表作には《リトルウィッチアカデミア》、《ニンジャスレイヤー》、《ワンパンマン》が挙げられます。
本作のタイトルは、士郎正宗が1989年に発表した原作漫画の第1巻に巧妙に呼応しており、シリーズの精神的な原点回帰を象徴しています。新しく公開されたティザービジュアルは半田修平によって特別に描かれたもので、全身義体の草薙素子とAI思考戦車フチコマが描かれており、クラシックな表紙へのオマージュとなっています。
第2弾の特報では、原画と絵コンテを通じて作品の雰囲気やヴィジュアル・ランゲージが表現され、物語の詳細はまだ明らかにされていないものの、すでにファンの期待を大いに高めています。現在、この特報の限定版は「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」(東京世田谷文学館)の展示会場で上映されています。また、300枚を超える原画も展示されており、アニメ本公開への期待を高めるプレイベントとなっています。
1995年に押井守が手掛けた映画版以来、攻殻機動隊は数多くのアニメや実写化のリメイクを重ねてきましたが、今回新たに再始動し、2026年に皆さんの前に登場する予定です。



