NYCxDesign 展示会に先駆けて、Herman Miller がデジタルデザインの巨匠たちに敬意を表し、新たに「New Mexico」コレクションを発表。このコレクションには、Alexander Girard、Charles & Ray Eames夫妻、そしてアメリカの芸術家であるGeorgia O’Keeffeへのオマージュが込められた2つの作品が含まれています。
そのインスピレーションは、O’Keeffe の自宅インテリアから得られており、Girard がデザインしたサイドテーブルと特別版の Eames Wire Chair を展開。これらの限定プロダクトは、1950年代に Herman Miller のデザイナーたちが O’Keeffe の Abiquiú にある自宅のために初めてデザインしたアイテムです。
Eames Wire Chair Low Baseは、O’Keeffeのために特別にデザインされたオーダーメイドのチェアです。シート部分には成形されたガラス繊維が使用され、低めの金属製ベースと柔らかなクッションが組み合わさっています。Herman Millerの記録によると、O’Keeffeは感謝状の中でこれを賞賛し、称して《小さくて快適》としています。Herman Millerの製品ラインにはこれまで登場しなかったこの特別なデザインが、今回初めて限定300脚で登場します。クッションには黄褐色の縦縞模様が施されており、それがニューメキシコの自然の色彩を引き立てています。
さらに、Girardがデザインしたサイドテーブルは、独特な蛇形の模様が特徴です。白いエナメル仕上げの表面に黒い蛇形の模様が組み合わさることで、テーブルの天板が視覚的な焦点として際立っています。支える構造には外側に傾いたアルミ製の脚が採用されています。蛇形のモチーフ自体はO'Keeffeの家で頻繁に見られるものですが、このサイドテーブルはHerman Millerによる初めての生産モデルで、限定100点のみとなっています。
Herman MillerのNew Mexicoシリーズは近日中に北米で発売予定であり、日本市場では今期末までに発売が予定されています。



