アイ・ウェイウェイの展覧会が、ニューヨークで開かれる。CART Department創設者のラリー・ウォーシュが主催し、会期は2026年4月24日から5月3日までである。
会場はマンハッタン下町(ロウアー・マンハッタン)のFree Parkingギャラリーである。展覧タイトルは「Ai Weiwei LEGO Story」で、同名のシリーズを中心に展示を行う。
展覧会の目玉と会期
アイ・ウェイウェイの作品群の中で最大の話題はBMWのLEGOアートカーである。今回の展示は2015年以来の再公開となる。
同作品は2015年にブルックリン美術館の展覧会で注目を集めた。LEGOと芸術家の間で起きたやり取りが広く報じられた作品である。
BMWアートカーを巡る経緯
当時、LEGO社は同社製品の政治的利用を禁じる立場を示し、芸術家の注文を受け付けない意向を表明した。これが論争の発端になった。
その後、市民や支持者が自発的に積み木を寄付して作品の完成を助けた。最終的にLEGO社は対応を改め、方針を見直したと報じられている。
作品の構成と出品シリーズ
展覧ではプラスチック製の積み木を用いた重ね合わせや反復、モジュール化の手法が展示される。ZodiacシリーズやAfterシリーズの一部が来場者に公開される。
Afterシリーズではゴッホ、モネ、ウォーホルらの名画を積み木で再構築した作品を展示する。色彩の置き換えとピクセル状の構成が特徴である。
関連イベントと刊行物
展覧会のプレオープンとして、4月23日に「In Conversation with Ai Weiwei」と題した対談イベントが行われる。オーヴィル・シェル(米中関係センター主任、Orville Schell)が登壇する予定である。
ギャラリーでは来場者向けに書籍も販売する予定だ。『Weiwei-isms』『Humanity』『Ai Weiwei Handbook』など、アーティストの思想や活動を知る資料が並ぶ。
来場のポイント
会場は小規模ギャラリーのため、混雑が想定される。日程と開館時間を事前に確認することを勧める。
今回のNYでの展示は、アイ・ウェイウェイがLEGOを通じて表現してきたテーマをまとめて見る好機になるだろう。


