オクト37mmがWatches and Wonders 2026で発表された。ブルガリは象徴的なオクト フィニッシモ(Octo Finissimo)を37mmにサイズ調整し、装着性とバランスを向上させた。
今回の発表は抑制の効いた改良が中心である。併せてセルペンティ・アエテルナ(Serpenti Aeterna)などのジュエリーウォッチ新作も公開した。
発表の主旨とサイズ変更の狙い:オクト37mm
オクト37mmへの変更は外観に大きな影響を与える。八角形の幾何学的なケース比率が整い、視覚的な均衡が高まった。
加えて装着の柔軟性が向上した。より幅広い手首形状に合うため、日常使いの適応範囲が広がる。

第1弾ラインナップと素材バリエーション
シリーズはまず4型で展開する。型番104089はサンドブラスト仕上げのチタンケースとブレスを採用している。
同色のダイヤルに黒い針とインデックスを合わせ、控えめだが強い工業的な表情を示す設計である。
型番104351はケースとブレスをサテン仕上げに変更した。針とインデックスはロジウムメッキで、より精緻な顔つきになった。

3型目はオールゴールド仕様である。ケース・ブレス・ダイヤルを同材で仕上げ、素材感を前面に出す方向だ。

新開発の自動巻き機芯 BVF 100 と性能
オクト37mmに合わせ、ブルガリは新機芯BVF 100を搭載した。機芯直径は31mmで厚さは2.35mmである。
従来機比で体積を約20%削減したという。橋板構造と仕上げも再設計されている。
ローターはプラチナ製のマイクロローターを採用し、巻き上げ効率を高めた。パワーリザーブは約70〜72時間だ。

完成した腕時計の重量は約65グラムである。日常使用における快適さが意図された設計だ。
超薄型の展開:Octo Finissimo Ultra Tourbillon Platinum
同時にブルガリはOcto Finissimo Ultra Tourbillon Platinumも披露した。ケース厚はわずか1.85mmで、素材はプラチナである。
このモデルはBVF 900手巻きムーブメントを搭載する。パワーリザーブは約42時間で、振動数は4Hzである。
機芯のブリッジには青色処理を施し、構造の層次を際立たせている。限定10本の制作となる。

ジュエリーウォッチ:セルペンティ・アエテルナの新作
ジュエリーウォッチではセルペンティ・アエテルナが2作登場した。1点はゴールド製で、蛇頭と尾部にダイヤを配したシンプルな意匠である。
もう1点はローズゴールドに大規模な宝石を配したモデルだ。総数は約493石で、うち122石はカラーストーンである。
使用されたカラーストーンにはレッドトルマリン、アメジスト、トパーズ、エメラルドなどが含まれる。カットと色の重ねで豊かな表情を作る設計だ。

両モデルともムーブメントはクォーツであるため、フォーカスは造形と宝飾技術にある。日常の装いとジュエリー性を両立させる狙いだ。
まとめと市場での位置付け
総じてブルガリの今回の更新は、象徴的デザインの洗練と実用性の両立を目指している。オクト37mmへの移行はその象徴的な一手である。
新機芯BVF 100と組み合わせることで、薄型時計としての性能と日常の使いやすさが両立された。今後の展開が注目される。

