クードゥーは近年のBluetoothスピーカーの中で、単に再生するだけでなく空間の雰囲気を変えることを狙った製品を投入している。
オランダ発のブランド、クードゥーが新たに発表したSensa PlayとSensa Play Miniは、一見するとランプでありながら、音と灯りを組み合わせた生活用品に近い作りだ。
第一印象は伝統的スピーカーとは異なる
クードゥー Sensa Playシリーズで最も目を引くのはデザインである。
両モデルとも最近の北欧系プロダクトに見られる、柔らかなキノコ形状を採用している。外部に目立つボタンや派手なRGB演出はなく、家具の一部として空間に溶け込む設計だ。

Sensa Playは金属筐体に粉体塗装を施し高級感を出しているのに対し、Miniは再生プラスチックと布を組み合わせ、重量を0.5kgに抑えて携帯性を高めた。
両機とも派手な光の演出はせず、色温度は2900Kの暖色を採用。高級なアンビエンスランプのような落ち着いた光が特徴だ。
JBL技術を活かした音作り
生活雑貨寄りの製品で問題になりがちなのは音の実力不足だ。
クードゥーは今回、JBLとのグローバルライセンスによる「SOUND BY JBL」シリーズとして技術支援を受けていると公表している。音響面の補強は単なる名前貸しではない。
Sensa Playは10Wのフルレンジユニットを搭載し、音色は温かく聴き疲れしにくい。低域は派手さより厚み重視で、360度発声を採用するため設置方向を気にせず使える。

食卓中央でジャズやLo-fi、アコースティック系プレイリストを流すと、十分な空間感が得られる。
Sensa Play Miniは8Wと出力は控えめだが、近距離での解像感が高く、個人用途での癒やし効果が高い。パーティー用の大音量スピーカーではなく、個人の夜のくつろぎ向けに設計されている。
灯りの設計は実用性を重視
「スピーカーに灯りが付いているだけだろう」と思う向きもあるだろうが、暖色光と音楽を組み合わせると没入感が高まり、実用性が生まれる。

両機は物理的なスライド式の調光つまみを備え、アプリを開く必要はない。直感的に一つ操作すれば明るさを調整できるのが利点だ。設定を考えず使える手軽さが狙いである。
就寝時の枕元や読書、Netflix視聴、ベランダでの飲み会など、どの場面でも違和感なく溶け込む設計だ。
Sensa PlayとMini、用途は明確に分かれる
クードゥーはMiniを単なる縮小版とは位置付けていない。両者は使用シーンが異なる製品だ。
Sensa Playは据え置き向けで、金属筐体と広い光のカバー範囲、10Wの出力が空間の中心となる。対して、Miniは携帯性を重視し移動して使うことを想定している。

要するに、一台は〈空間の雰囲気を作るもの〉、もう一台は〈個人の伴侶となるもの〉という設計思想である。
北欧的美学を軸にしたものづくり
クードゥーはオランダ発だが、Sensa Playシリーズはデンマークのデザイナー、エスキルド・ハンセン(Eskild Hansen)チームが参加し、典型的なスカンジナビアのライフスタイル感を漂わせている。

主張しすぎないが細部にこだわるデザインは、機能だけを追うユーザーよりも、生活の質や空間の雰囲気を重視する層に訴求する。プロダクトが生活の一部になる設計と言える。

購入者は単に音質を求めるだけでなく、空間の美しさや使い勝手を重視する人が中心になりそうだ。
Kooduu Sensa Play 仕様



喇叭出力:10W フルレンジスピーカー
音響技術:JBL Sound 技術、360度サウンド
無線接続:Bluetooth 5.3
主な機能:暖色LED、物理スライド式調光、360度音響、USB-C充電ドック、IP53防水防塵
色温度:2900K
連続使用時間:最長11時間
充電時間:約4時間
サイズ:高さ19cm×幅21cm
重量:1.4kg
想定販売価格:約41,049円(HK$1,990)
Kooduu Sensa Play Mini 仕様



喇叭出力:8W フルレンジスピーカー
音響技術:JBL Sound 技術、360度サウンド、デュアルステレオ接続対応
無線接続:Bluetooth 5.3
主な機能:暖色LED、タッチ調光、USB-C充電、IP53防水防塵、携帯設計
色温度:2900K
連続使用時間:最長11時間
充電時間:約4時間
サイズ:高さ16cm×幅14cm
重量:0.5kg
想定販売価格:約20,421円(HK$990)
問い合わせ:World Tech(電話 2374-4923)/ www.worldtech.com.hk

