トリチウムキーのNoxTi Triは、暗闇で鍵を見つけるための微光を常時発するチタン製キーリングだ。重さは15.8グラムで、最大3本の発光管を搭載できる設計である。
トリチウムキーで三方向からの視認性
本体には発光管が120度間隔で3本配列されており、各管のサイズは3×22.5ミリだ。バッグや車内のカップホルダーに入れておいても、方向が変わっても微光が見えやすいため、暗所で鍵を識別しやすい。
発光管は同一色でも混色でも組み合わせ可能だ。鍵を単に識別したいだけなら1本で十分だが、外付けでバッグの外側などに掛ける場合や、複数方向から光を見たい場合は3本構成が有利である。

トリチウム管と蓄光管の違い
トリチウム管は、トリチウムが崩壊して放出するベータ粒子がガラス管内面の塗料を励起して発光する方式である。トリチウムの半減期は約12.3年で、発光は時間とともに徐々に弱くなる。一方で蓄光タイプは光を蓄えて暗闇で発光し、時間経過で暗くなるという性質を持つ。
どちらの方式も近距離での識別用には十分な明るさを持つが、常時点灯が必要で充電や光の充填が不要なのはトリチウム管である。
15.8グラムのチタン製ボディと二重の緩衝構造
本体はCNC加工したGrade 5のチタン合金で、外形寸法は長さ47ミリ、幅14.3ミリだ。表面仕上げはサンドブラストの素地とBlack DLCの黒が用意される。黒は緑色の発光管などの微光を引き立てる色味だ。


内部では各ガラス管の下に直径3ミリのシリコーン球を敷き、発光コア全体の下部にステンレス製のスプリングを追加する二重の緩衝構造を採用している。鍵と一緒に落としたり、日常的に衝突したりすることが多い用途を想定した設計だ。
発光管は交換可能で、経年で光が弱くなった場合や色を変えたい場合でも同じチタンケースを引き続き使える。
Xedgeは製品を摂氏マイナス20度から100度までの環境で試験したと述べている。ただし、試験の実施時間や合格基準は明らかにされておらず、実際の耐寒・耐熱性能は今後の詳細な試験結果を待つ必要がある。

携帯性と破片防護の工夫
上部の掛け穴はキーリング、カラビナ、ネックチェーンに対応する。普段は鍵やバッグのファスナーにかけて持ち歩く設計だ。
尾端には陶器製の破窗用ビーズがあるが、どの種類のガラスに有効かや実際の破壊性能については確認が必要である。

機体と発光管の価格構成と発送時期
Kickstarterの先行割引価格を基にすると、本体のみが35米ドルで、日本円換算は約5,543円(元の価格35米ドル)になる。トリチウム管を1本追加した合計は55米ドルで、約8,711円(元の価格55米ドル)だ。
トリチウム管を3本組み合わせたパッケージは95米ドルで、約15,046円(元の価格95米ドル、注記:記事内で示された約740香港ドルは日本円で約14,135円)になる。追加の40米ドルは、発光角度と配色の選択肢を増やす費用に相当する。
蓄光タイプの夜光管は1本7米ドル、約1,109円(元の価格7米ドル)。3本セットは15米ドル、約2,376円(元の価格15米ドル)だ。Black DLC処理、ネックチェーン、チタン製の専用フックは別売りである。クラウドファンディングの出荷は2027年2月を予定している。
クラウドファンディングでは世界配送の送料無料が提供されるが、トリチウム管は地域ごとに供給条件が異なる。購入前にXedgeへ希望する構成が配送可能か、及び輸入上の制約を確認するよう案内している。
(参照: Kickstarterのプロジェクトページ)

